Yu-Rin流!枝豆の育て方

科名

マメ科

栽培難易度

★★☆☆☆(栽培自体は容易だが鳥害に注意)

播種適期

秋作用の品種も一部市販されてはいますが、家庭菜園で一般的な”早生種”を使う場合、秋作は困難で、春作のみ可能なので、4月下旬~6月播種、2.5ヶ月程度で収穫という作型がおすすめです。

お勧めの品種

エダマメは、成熟果(タネ)の色によって普通種、茶豆、黒豆の3種類に大別され、生育の特性によって、さらに早生種、中生種、晩生種に分類されます。

この記事ではタキイ種苗の「早生白鳥」(普通種、早生種)を使用していますが、他の品種でも同様に栽培することができます。

(主な特徴)
・播種後75日で収穫可能な早生種
・毛茸(もうじょう=さや表面の毛)は茶色
・草勢旺盛
・3粒莢率が高い

プランター選びと播種法

エダマメは比較的短期間で収穫することが出来るので、レリーフプランター以上のプランターであれば特に問題なく育ちます。

プランターへの直播き、ポット育苗後の定植、どちらも可能です。

直播きの場合、播種は点まき、一箇所当たり4粒、株間12.5cmがお勧めです。
*幅が65cmのレリーフプランター650を使用する場合、プランターのサイドから7cmのところに1点。そこから12.5cmおきに合計5点

ポット育苗の場合も定植時、株間を12.5cm確保します(定植適期は本葉2~4枚の頃)。

下の写真では(タネが不足したために)各点2粒蒔いていますが、出来れば各点4粒は蒔きたいところです。

枝豆の種

発芽直後の姿。豆類はなんとも独特な発芽姿ですね~

枝豆10日目

タネがしっかり隠れるようにやや厚めに(2cm程度)土をかぶせ、乾燥させないように毎日水遣りを行えば一週間前後で発芽します。

タネは鳥の大好物です。発芽前~発芽直後は鳥害を非常に受けやすいので、不織布や防虫ネットなどで全体を覆ってしっかり防除しましょう。

発芽後の管理

エダマメ栽培で必要とされる発芽後の管理は、水遣り、間引き、追肥です。

水遣りのポイント

土表面が乾いたら、プランターの排水口から水が勢いよく流れ出るまでたっぷりと与えます。
頻繁に水を与えすぎると根腐れによる生育不良の原因になります。

間引きのポイント

本葉が2枚出た頃に各点2株を残して間引きます。他の野菜は通常、最終的に1本立ちにしますが、エダマメは各点2株残して、それ以上間引かないのがプランター栽培を行う上でのポイントです!
(理由は記事の後半「栽培のポイント」で・・・)

枝豆12日目

追肥のポイント

元肥が含まれない培養土や古土を使用する場合、間引きの時に元肥を施しますが、栽培期間が2ヶ月以上に及ぶので、定期的な追肥も不可欠です。
3週間に1回程度を目安に、葉色を見ながら定期的に追肥し、成長を促進します。

葉の色合いを見て明らかに栄養不足と考えられる場合は、液肥で対応します。
*水のあげすぎや日照不足による生育不良を肥料不足と見誤って追肥してしまうと逆効果!

一部を除いて豆類全般に共通していえることですが、根に根粒菌という有用微生物が付着し、その根粒菌が窒素分を根に供給してくれるので、肥料として与える窒素分は一般的な野菜より少なくても良く育ちます。

逆に、過剰に窒素分を与えてしまうと、窒素過剰となって実付きが悪くなる場合があるので、肥料はやや少なめに与えるようにするのが多収のポイントです。

生育の様子

順調に生育中のエダマメ。

枝豆14日目

早生種なので毎日ぐんぐん大きくなりますが、葉はそれほど茂らないので光が株元までよく届いています。

枝豆

ある程度成長すると、たくさんの花をつけます。
非常に小さな花ですが、マメ科特有の美しい構造をしています(蝶形花といいます)。

枝豆の花

花はやがて実になりますが(人工授粉等は不要)、下の写真は実の膨らみがまだ不十分で、収穫するには早すぎます。

枝豆

下の写真のように実がパンパンに膨らんだら、適期を逃さず収穫しましょう!
エダマメの収穫適期はほんの数日(3~5日)しかなく、早すぎると実が小さく、遅すぎると硬くなって食味が落ちます。

全ての実が同時に収穫適期を迎えるわけではなく多少差が出るので、ムキムキと太った実から一つずつはさみで収穫する方法が理想ですが、実際にはかなり面倒なので、全体の様子を見ながら株ごと引き抜いて収穫する方法がお勧めです。
(写真一番下:麻ひもで2つの株を縛っていることにも注目。詳しくは栽培のポイントで。)

早生白鳥

収穫後は急速に甘味が低下するので、収穫したらすぐに(というか、収穫中にお湯を沸かしておくくらいの勢いで)、塩茹でにして頂くのがお勧め!
市販されているエダマメとはひと味もふた味も違う、甘みが堪能できますよ

枝豆塩茹で

知っておきたい!栽培のポイント

~その1~鳥害に注意!

豆は鳥の大好物です。種を蒔いて軽く土をかけて放置すると、高確率で、すずめやムクドリなどがやってきて発芽前にタネを食べてしまいます。
播種後、必ずネット等の被覆資材で全体を多い、本葉が数枚展開するまでは特に注意しましょう。

~その2~1点2株で!

エダマメは葉があまり茂らず、1点2株でも十分に株元まで光が届き、風通しも良好です。
2株ずつの栽培とすることで、根粒菌も繁殖しやすく、多収が期待できます。
また、2株を適当な間隔でゆるく麻ひもで結んでおくと、互いに支柱代わりとなって、支柱を使わなくても風や実の重みによる倒伏を防ぐことが出来ます。

~その3~収穫後すぐに塩茹でを!

収穫後、急速に甘味が低下するので、収穫したらすぐに塩茹でにして頂くのがお勧めです!
今日収穫して、しばらく冷蔵庫にしまっておいて数日後に食べると、スーパーで買ったエダマメのような味になってしまい、家庭菜園の醍醐味が味わえません。

~その4~摘心栽培も可能!

本葉5枚ほどで先端を摘心して、脇芽を増やし、多収を狙うことも可能です。
この場合、日当たりや風通しが悪くなりやすいので、株間を十分に確保し、病虫害の発生(アブラムシやカメムシなど)にも気をつけます。
この記事では初心者にお勧めの「摘心しない方法」を紹介していますが、株間を狭く取れるので、プランター1つあたりの収量としてはそれなりにたくさん収穫することができます。

栽培メモ:早生白鳥ゴールデン粒状培養土野菜用レリーフプランター650