Yu-Rin流!カブの育て方

科名

アブラナ科

栽培難易度

★★☆☆☆(特別な管理は必要なく手軽に栽培できるが、虫害に注意!)

播種適期

カブは品種を選べば、周年栽培が可能です。
夏なら夏はくれいなどの耐暑性品種、秋ならほとんどの品種で栽培が可能です。

ただし、厳寒期や真夏は、(冷害や害虫、トウ立ち等で)やや管理の難易度が増すため、プランター菜園の経験が浅い方は、最も一般的な8月下旬~9月播種、10~11月収穫という作型がお勧めです。

お勧めの品種

この記事ではみかど協和の「夏はくれい」、固定種の「みやま小かぶ」を紹介していますが、他の品種でも同様に栽培することが出来ます。

夏はくれいの主な特徴)
・耐暑性が強く、真夏でもす入り、裂根が発生しない。根部の高温肥大性にも優れる
・ピーチカブとも呼ばれ、桃に似た風味、甘味、食感があり、食味に定評があるフルーツカブ
・生食に向く

みやま小かぶの主な特徴)
・古くからある固定種(伝統種)
・昔から食味に高い定評があり、特に煮物にしたときの食味は全品種中最高クラス
・煮物に向く

プランター選びと播種法

カブは栽培期間が短いため、どんなプランターでも良く育ちます。
レリーフプランター650なら2条、ベジタブルプランター浅型600なら3条まきがお勧め。
播種間隔は0.5cmが一応の目安です。

レリーフプランター650、2条まき、発芽直後の姿。

みやま小かぶ

種が隠れる程度に土をかぶせ、毎日水遣りを行えば3日ほどで発芽します。

発芽後の管理

カブの栽培で必要とされる発芽後の管理は、水遣り、間引き、追肥です。

水遣りのポイント

土表面が乾いたら、プランターの排水口から水が勢いよく流れ出るまでたっぷりと与えます。
頻繁に水を与えすぎると根腐れによる生育不良の原因になります(特に冬季は注意)。

間引きのポイント

間引きは本葉が1~3枚の間に2回に分けて行うのが基本です。
状態の良いものを残して、虫害を受けたもの、成長の悪いものを選んで間引きますが、適期だとほとんど差が出ずどれも良く育つ場合が多いので、現実的には株間を意識して『場所を基準に』間引くことが多いです。

間引き直後の姿(みやま小かぶ)

みやま小かぶ

プランター菜園における最終株間は4cm前後が目安。
す入りの遅い大かぶ用品種を使って、株間を3cm前後にして栽培し、小カブとして1株おきに収穫(⇒株間6cm)、その後、中かぶとして1株おきに収穫(株間12cm)、さらに大かぶとして順次株間を広げながら収穫していく方法もお勧めです。

追肥のポイント

栽培期間は短いのですが、肥料切れによって”す入り”してしまう場合があるので定期的な追肥を心がけます。
元肥が入っていない培養土や古土なら間引きついでに元肥を1回施し、以降3週間おきを目安に定期的に追肥します。

葉の色合いを見て明らかに栄養不足と考えられる場合(葉色が薄い、黄色っぽい)は、液肥で対応します。

*水のあげすぎや日照不足による生育不良を肥料不足と見誤って追肥してしまうと逆効果!←特に注意したいところです。

生育の様子

最終間引きを終えて、順調にすくすく成長しているみやま小かぶ。

みやま小かぶ

上の写真の状態で、株元はこの程度膨らんでいます。

みやま小かぶ

さらに1~2週間すると、株元はかぶらしく丸く地表面上で膨らみはじめます(みやま小かぶ)。

かぶを栽培したことがない人は大根や人参のように地下部で肥大するものと勘違いしている場合が多いのですが、実際は地上部で肥大して細い根が地下に伸びています。

みやま小かぶ

株間がしっかり詰まったら、遅れずに収穫しましょう!

みやま小かぶ

収穫したみやま小かぶ。F1種とは違って揃いは悪いですが、一斉同時収穫するとサイズの違いによる食味の変化も楽しむことが出来ます!

みやま小かぶ

採れたてのかぶは生で食べても、煮物にしても絶品
左側に添えた葉は、かぶの葉部(品種:夏はくれい)。

夏はくれいの煮付け

知っておきたい!栽培のポイント

~その1~虫害に注意!

かぶはアブラナ科なので、害虫に非常に好まれます。
播種直後から収穫直前まで、防虫ネットを使用して、害虫の侵入を防ぐことが無農薬でも虫食いの無いきれいなかぶを収穫するポイントです!
また、防虫ネットの使用有無を問わず、毎朝、葉裏をチェックして、アブラムシやコナガなどの害虫は見つけ次第捕殺します。
⇒防虫ネットについてはこちらの記事を参照してください。

葉も調理して利用できるので、葉の食害を防ぐことも大切ですが、根を直接食害し、根の中にもぐりこむ虫も多いため、根に小さな穴が開いている株を発見したら速やかに取り除き、早期防除に努めることが大切です。

夏はくれいは糖度が非常に高いので、特に品種特性を生かした真夏の栽培では、害虫も増える傾向にあります。
かなり熟練しないと完全無農薬栽培では防虫ネットを使用しても防除しきれず収穫に至らない場合があるため、初心者は真夏の栽培を避け、一般的な秋作で、ピーチカブとも呼ばれる独特な食味を楽しむことをお勧めします。

~その2~冬季はビニールトンネルで生育促進!

真冬に栽培する場合はビニールトンネル保温が必要です。詳しくは『道具選びのポイント>保温用ビニール』のコーナーを参照してください。

栽培メモ:夏はくれい(みかど協和)みやま小かぶ(固定種)ゴールデン粒状培養土野菜用ベジタブルプランター浅型600レリーフプランター650