ゴールデン粒状培養土リサイクルのコツ

このページでは当サイトで利用している培養土(ゴールデン粒状培養土野菜用)のYu-Rin流リサイクル方法をご紹介しています。

プランター菜園においては、野菜を収穫したら排水性、通気性などの回復、連作障害の防止を目的に一回ごとに土をすべて入れ替える必要がありますが、ゴールデン粒状培養土はやや高価な土なので、使い捨てにせずリサイクルして何度も繰り返し利用することをお勧めします。

適切なリサイクル処理を行うことによって何度でも繰り返し利用することが出来、経済的に家庭菜園を楽しむことが出来ます

*家庭菜園を黒字化するためにも必須のテクニックです
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使う道具の準備

土のリサイクルでは以下の資材を使用します。

大きめのブルーシート
土を広げて乾燥させる際に利用します。100円ショップでも入手できますが、非常に薄くすぐに破れてしまう場合があるため、可能であればホームセンターなどで入手できるしっかりしたものが良いです。

Minex社のふるい(大(8mm)、中(5mm)、小(2.5mm)のフィルター付属)
ごみを分離する際に利用します。粒状培養土の粒子径に関連して、大きなごみの除去には8mmのフィルター、小さなごみ(微塵成分)の除去には2.5mmのフィルターが最適です。8mm、2.5mmメッシュであれば他メーカーのものでも構いませんがMinex社製が園芸分野ではよく使われており、入手性も良いためお勧めです。

バーミキュライト
微塵成分の除去を行った後に、土の物性を改善するために補充する資材です。これを追加することで通気性が大幅に改善します。

ゴールデン粒状シリーズ古くなった土の再生材
これはメーカーが簡便に土を再生することを目的として販売しているものですが、以下に記載の方法でリサイクルする場合には特に必須ではありません。

ステップ1:乾燥

野菜の収穫を終えたらそのまましばらく天日で乾燥させた後、ビニールシートの上にプランターをひっくり返し、土をプランターから取り出します。

前作の栽培が成功した場合にはすのこの裏面(土がない側のウォータースペース)にまで根が張り詰めてすのこをメッシュ状にびっしりと覆っているはずです。根は丁寧に剥がしとって廃棄しましょう。

小松菜1作後の土再生before1

土のほうも根が張り詰めて粒同士が硬く結ばれた状態となり、以下のような『大きな塊』になっているかと思います。

小松菜1作後の土再生before3

これをブルーシートの上に広げ、粒がぽろぽろとした本来の状態に戻るまで手でよくもみほぐし、根もおおまかに取り除いてください。

*ゴールデン粒状培養土の粒は、乾燥状態では非常に硬く安定しているのですが、粒内に水分を含むと非常に弱い力でも粒構造が崩壊して 粘土状になってしまう特性があります。作業は十分に乾燥させてから行ってください。

手で除去できる大きなごみを取り去って、ビニールシートに広げ、天日干し中の様子。

乾燥中の古土

この状態ではまだ細かな微塵や根、また大きな土の塊なども混入していて、培養土としては使えない状態です。

古土処理前、拡大

ステップ2:根など、大きなごみの除去

十分に乾燥させて土の色が白っぽくなってきたら次の作業、ふるい分けを行って大きなごみを除去します。

8mmメッシュのふるいを使ってふるい分けることで、以下のようなごみを取り除くことが出来ます。

(8mmメッシュふるいで除去したごみ↓)

大きなごみ成分

一回短期の野菜を栽培した程度であればこれだけで十分な品質に戻り、後の作業は不要である場合がほとんどです↓

再生後の古土

ただ、上記の方法だけでは十分な再生が出来ず、以下のように微塵成分が多く残ってしまう場合があります。

メッシュ大で処理後の土

このような場合はさらに次のステップに進んでください

ステップ3:微塵成分の除去

前述したとおり、新しい土を使用して小松菜などの短期野菜を1回栽培した後などであればステップ2までの処理で十分な品質改善が行える場合が多いのですが、何度も繰り返しリサイクルしていると微塵成分が蓄積して排水性が著しく悪くなったり、土壌菌が繁殖して連作障害を引き起こす場合があります。

そのような場合は一番細かい目合いのフィルター(約2.5mm)を使用して、微塵の除去を行いましょう(ステップ2と異なり、メッシュを通過したものがゴミになります)。

ふるい分けを行うと・・・このとおり

メッシュ大+小で処理後

微塵と劣化して硬くなったバーミキュライトをきれいに除去することが出来ました。

ステップ4:熱湯消毒

次に、連作障害に繋がる悪質な土壌菌を殺菌消毒します。

プランターにステップ3までの処理を終えた土を戻し、やかんで沸かした100度のお湯をゆっくり流しこみます。

(100度の熱湯をかけて湯気が立っている様子)

熱湯消毒

このとき、勢い良くお湯をかけると高温+圧力で表面の粒がつぶれて粘土状になってしまう場合があるのでそっと注ぐのがコツです。

熱湯消毒が済んだら土をプランターに入れたまま日向に置き、再び乾燥させます。

ステップ5:成分の補充

土が乾いたら、新品のふかふかしたバーミキュライトを入れて通気性を補います。

入れる量は次に植える作物の性質を考慮して、どれくらいの保水性や通気性が必要かに よって調整しますが、よくわからない場合は新品のゴールデン粒状培養土と見比べて、だいたい同じ外見になるまで入れておけば問題ありません。

さらに、熱湯消毒の際に緩効性肥料の大部分が流出し、このままでは栄養が不足してしまうので、ゴールデン粒状シリーズ古くなった土の再生材を古土の容量の10分の1程度入れ、栄養分を補います。再生剤は通常のゴールデン粒状培養土の10倍の栄養を含んでいるので、10分の1量を古土に混ぜれば、新品の粒状培養土と同等の栄養状態となり、次作は元肥なしでそのまま利用できるというわけです。

*土の再生材が無い場合は、普段使用している肥料を元肥として代わりに加えておく形でも特に問題ありません

バーミキュライトと、再生材を混ぜて、水をかければこのとおり!新品同様の性能に蘇ります

リサイクル完了!