種まきのコツ

このページではプランター菜園における『種まきのコツ』についてご紹介しています。

正しい播種法は、風通しの確保(無農薬栽培における病虫害の防止)や収量アップのために大変重要です。是非正しい方法を身につけて元気な野菜の収穫に役立ててください

*『種まき』のことを『播種=はしゅ』といいます。播種法=種まきの方法という意味です。

プランター菜園において有用な播種法は?

種まきにはいろいろな方法があるのですが、プランター菜園において実用的な方法は以下の4つに絞られます。

育てたい野菜によって最適な方法はそれぞれ異なりますが、一般的な菜っ葉類(小松菜、ほうれん草など)は条まき、大きく育つ野菜(白菜、チンゲンサイなど)は点まきか千鳥まき、ベビーリーフなどの小さな野菜はばらまき、と覚えておけば概ね間違いありません。

・ 条蒔き(すじまき)

もっとも基本的かつ、一般的な播種法で、等間隔にプランターの辺(一般的には長辺)と平行に播種を行う方法です。

特に、小松菜やほうれん草、各種ツケナなどの短期栽培の葉菜類に適しています。

種を置いた後の写真では分かりづらいので、条まきした後、発芽した時の様子を掲載しておきます。

小松菜3作目7日目

この例の場合は、1つのプランターに対して3列の条まきなので『3条蒔き(3条植え)』と呼びます。

最初は列が波打ってしまったり、偏ってしまったりしてなかなかうまくいかないと思いますが、慣れてくると1列5秒ほどでキレイに蒔けるようになります

この方法の利点は、仮に株間(かぶま=株と株の間隔)が詰まってしまっても、条(じょう=植えつけた列)と条の間(=条間、じょうかん)には一定の空間が確保されているために風通しが良く、条間からの日照も確保できるため、ある程度密集させても生育へ与える影響が少ないことです。

レリーフプランター650の場合は2条蒔き、ベジタブルプランター浅型600を利用する場合は3条蒔きくらいが最適な場合が多いのですが、3条蒔きにする場合はどうしてもサイドの2列と中央の1列で生育に差が出てしまいやすいことに注意して管理しましょう

・ 点蒔き(てんまき)

株を育てるポイントを事前に決めておいて、点状に密集させて種を蒔く方法です。

これは枝豆栽培の様子ですが、条まき(1条まき)とは違って等間隔に蒔かず、ポイントを決めてそこにまとめて種を置いています。

枝豆の種

上の写真では各点2粒ですが、通常は(野菜の発芽率によって異なりますが)3~5粒くらい各点に蒔いて、発芽後、様子を見ながら一番生育の良い株を1株だけ残して間引きます。

枝豆のように間引かず密集状態で最後まで育てたほうが良い野菜もあります。
*私はリーフレタス、枝豆、バジル、春菊、シソ、ニラなどでこの方法を採用しています。

・ 千鳥蒔き(ちどりまき)

千鳥蒔きは点蒔きと条まきを組み合わせた播種の方法で、若干大株にしたい野菜(白菜やチンゲンサイなど)にはこの方法が最適です。

具体的には、千鳥足のごとく条をまたいで、左右交互に種を点蒔きします。

千鳥蒔き

この方法だと、株同士の葉がぶつかり合うのを避けながら、限られた面積を最大限有効活用でき、条まきでは困難なプランターを横切る方向の風通しも確保することができます。

・ ばらまき

特に規則性なく、プランター全体にばらばらと均一に種を蒔く方法です。

ベビーリーフのように、密集状態でも日照が確保できる野菜に最適な方法です。

プランター全面を無駄なく栽培スペースとして活用することが出来、多収なのが最大の利点ですが、ある程度大きく育つ野菜には日照や風通しの悪さから不向きです。

直まきと育苗の違い

先ほど紹介した播種法とは違った観点で播種を分類すると次の2つの方法があります。

直まき(じかまき)

ポットなどで育苗せずに、直接育てたい場所に種を蒔く方法で、大根などの移植を嫌う野菜、短期栽培野菜全般に向いています。

移植可能な野菜であっても、通常は直まきのほうが育苗よりも生育が早いという利点があります。

育苗(いくびょう=ポットまき)

育苗用のポットに種を蒔き、ある程度大きく育ててから定植する方法。

プランターは大きすぎて室内に持ってこられない家庭でも、9cmの育苗ポットなら室内に入れることが出来る場合が多いと思います。

特に冬場、暖かい室内で夏野菜を育苗しておいて、外が暖かくなった頃に定植してあげると、通常より長い期間収穫を楽しめたり、その間別の野菜の栽培にプランターを使うことが出来るなどの利点があります。

*当サイトでもトマト、ナス、ピーマン、ブロッコリーなどはこの方法で播種+育苗を行っています(その他は基本的に全て直まき)。