野菜のタネの保存のコツ

このページでは野菜のタネの保存法について解説しています。

種を買うと通常、一回では蒔ききれないどころか、1年、2年と蒔ききれずに残ってしまい、時間の経過とともに発芽率が落ちてしまいます。

でも、ちょっと手間をかけるだけで長期間良い状態で種を保存することができます

正しいタネの保存法

タネは空気や光に長期間さらされると酸化ストレスがかかって品質(発芽率)が低下し、湿気によっても大きなダメージを受ける性質があります。

タネを劣化させる三要素
 ・ 光
 ・ 酸素
 ・ 水分(湿度)

つまり、長期間にわたって良好な状態を維持するためには光、酸素、水分の三つを遮断すればよいということになります。

家庭で手軽にこれを実現するための方法として以下の方法をお勧めします。

1. まず、ジップロックのような密閉フリーザーバッグにタネを袋ごと入れる

2. 食品用の乾燥剤(キングドライなど)を入れる(湿気を吸うとだんだん膨らんで効果が不十分になるので定期的に新しいものと交換してください)

3. 出来る限り空気を抜いて密閉

4. 冷蔵庫に保存

種子の保存法

4.については”冷凍庫”ではなく、”冷蔵庫“なのがポイントです。

低温であったほうがタネの保存環境的には良いのですが、種子の内部に水分が少しでも残っていた場合、細胞内で水が結晶化して細胞構造を壊し、種が死んでしまう危険があります。

また、小松菜のように収穫サイクルが短く頻繁に出し入れするような種子については、何度も大きな温度変化を受けることになり、結果として種の寿命を短くすることに繋がります。

以上の理由から、冷凍庫よりも冷蔵庫のほうが保存には適しているのです。

⇒ 理想的なタネの保管条件 = 水が凍らない程度の低温+暗所 +低湿度 = 冷蔵庫+乾燥剤+密閉

たいていの種はこの保存法で問題ありませんが、一部例外として、ニンジンのように低温で休眠状態から覚醒する種子や、逆に低温で休眠に入る種子など、野菜の種類によってそれぞれ適切な保存方法は厳密には異なります

また、種の寿命がもともと短いもの(ネギなど)、長いもの(ソラマメなど)など、それぞれの野菜に応じた特性もあるため、前述した方法を基本として、種の袋に特別な注意書きがある場合には、それに従った保存法を採用するようにすると間違いがありません