はじめての野菜づくり

総合評価 ★★★★★
常に手元に置いておきたい一冊!

書名:はじめての野菜づくり 地域別栽培カレンダーつき
シリーズ:実用BEST BOOKS
著者:藤田 智
出版:日本文芸社
出版年:2009年3月
ページ数:255 (カラー)
大きさ:24cm
ISBN:978-4-537-20724-8

レビュー

家庭菜園をやるなら、まずは読んでおきたい一冊。

最初の53ページを使って家庭菜園のごくごく基本的な事柄(種まき、水遣り、畝作り、土作り、肥料、苗選び、防虫など)が詳しく解説されており、これを読めば家庭菜園で求められる一般知識は、ほぼ習得できます。

解説にはカラー写真が多用されており、紙質も良いため、きれいでかつ、非常に分かりやすい構成になっているのが特徴です。

後半の約200ページは野菜の各論で、野菜品種特性に応じた詳しい栽培法が掲載されています。ここでも美しいカラー写真が豊富に使われているので、読んでいて飽きることがなく、ページをめくって眺めるだけも楽しいものです。

解説されている野菜は一般に流通している代表的な野菜から、ハーブ類、珍しい野菜までかなり幅広いため、これ一冊あれば作りたい野菜の詳しい栽培情報が分からないということはまずありません。

この本は2005年に出版された『「よくある失敗」と「対策」がわかる野菜づくり』という本を再編集して発刊されたものなのですが、内容的にもより充実し、全面的に最新の状況に合わせた内容の修正が行われているため、最新の家庭菜園本として安心して利用できます。

悪いところは特にありませんが、しいてあげるなら、苗から育てうる野菜(ナス、トマトなど)はすべて苗を購入することを前提としており、どうやったら種から苗を育てられるのかがほとんど記載されていないことです。

どうしても種から育てたいというこだわり派の方は、この本の内容を十分理解したうえで、もう少し上級者向けの育苗書を併せて読まれることをお勧めします。


はじめての野菜づくり