Yu-Rin流!ニラの育て方

科名

ユリ科

栽培難易度

★☆☆☆☆(病虫害が少なく、管理も容易。一度植えれば数年間収穫が可能)

播種適期

3月下旬蒔き⇒7月収穫開始⇒以降、数年間に渡って収穫という作型がお勧め。

お勧めの品種

タキイ種苗の「広巾にら(固定種)」がプランター菜園にはお勧めです。

(主な特徴)
・葉に幅があり(約1cm)、肉厚で、食味に優れる
・草勢が強く、収穫後の再生力も極めて強い
・耐暑・耐寒性があり、休眠も浅いので厳寒期を除けば周年収穫できる

プランター選びと播種法

ニラはほとんど土や容器を選ばないため、レリーフプランター以上のプランターであれば問題なく育ちます。

播種は直播きとし、点まき、一箇所当たり10粒、株間12.5cmがお勧めです。
*以下の説明で使用している幅が65cmのレリーフプランター650を使用する場合、プランターのサイドから7.5cmのところに1点。そこから12.5cmおきに合計5点。

発芽直後の姿。種が隠れる程度に土をかぶせ、毎日水遣りを行えば2~3週間で発芽します。
F1種ではない固定種のため、発芽の揃いは悪いです

ニラ1作目21日目

発芽後の管理

ニラで必要とされる発芽後の管理は、水遣り、間引き、追肥、株分けです。

水遣りのポイント

土表面が乾いたら、プランターの排水口から水が勢いよく流れ出るまでたっぷりと与えます。
頻繁に水を与えすぎると根腐れによる生育不良の原因になります(特に冬季は注意)。

間引きのポイント

間引きは葉がある程度伸びたときに、一回で済ませます。
無理に引き抜こうとすると葉がちぎれて、根が抜けずに残ってしまう場合があるので、慎重に引き抜きます。

間引き適期に生長したニラ。各点6~7株残して間引く。

ニラ1作目56日目

追肥のポイント

元肥が含まれない培養土や古土を使用する場合、間引きの時に元肥を施しますが、栽培期間が長いので、定期的な追肥も不可欠です。

2~3週間に1回程度、葉色を見ながら定期的に追肥し、成長を促進します。

葉の色合いを見て明らかに栄養不足と考えられる場合は、液肥で対応します。
*水のあげすぎや日照不足による生育不良を肥料不足と見誤って追肥してしまうと逆効果!

生育の様子

順調にすくすく成長しているニラ。

ニラ

しばらくすると葉が茂りだし、葉の巾も広くなりはじめる。

ニラ

適時収穫しないと、葉が増えすぎてこんな状態に
少し極端な例ですが、これだけ密集してもニラは病害虫被害を受けず旺盛に育ちます。

広巾ニラ

8~9月頃になると花ニラが伸びてきます。

花ニラ

花ニラは絶対に開花させず(株が疲れるので)、つぼみを収穫して調理すると絶品です

花ニラ収穫

1年目は根を養成するため控えめに収穫しますが、2年目からは暖かい季節で2週間おきくらいに収穫し続けることができます。

1年目のニラ

ニラ収穫

ニラもシソと同じで需要<供給になりがちですが、ニラ餃子、炒め物、ニラチヂミ、ニラの卵焼きなど・・・工夫してどんどん食べましょう!

広巾ニラ

旺盛なニラも、厳寒期1月頃になると休眠します。
冬季に枯れてきたら、地上部をカットして、4月に新芽が出てくるまでそのまま放置します。

1月下旬、休眠中のニラ。

広巾ニラ

4月になればちゃんとまた新芽が生えて、元気に復活します!

広巾ニラ

ニラの株分けの方法

ニラは株が地下で分けつしてどんどん増殖し、自然とプランターが込み合ってくるので、毎年春に株分けを行いましょう。
*数年に一度でも構いませんが、毎年行ったほうが、土の交換やプランターの掃除も併せて行えるため良いです。

ニラを掘り起こしてみると、いくつもの株が分けつして束になっています。↓

広巾ニラ

一つ一つをポキポキと手ではがして分割し、こういう状態↓にします。
(根はもともと非常に長く、50cm以上ありましたが、数センチ残してカットしています)

広巾ニラ

これを1箇所あたり、5~10本束ねてレリーフプランターに植えつけます。

広巾ニラ

しっかり根付くまで朝晩頻繁に水やりを行って管理すると、株がリフレッシュしてより食味の良い新鮮なニラを収穫することが出来ます。

株分け後、しっかり根付いて成長した二年目のニラ。1年目と比べて葉の巾が広くなっていることに注目。

広巾ニラ

収穫は、地際からばっさり刈り取るのがポイント。2週間ほどで元通りに再生します。

広巾ニラ

春一番、株分けの一手間を加えたことで、また一年、新鮮なニラが食べ放題です

広巾ニラ

知っておきたい!栽培のポイント

~その1~病虫害にとても強い!

ニラほど病虫害に強い野菜はありません。無農薬栽培では防虫ネットの使用が基本になりますが、ニラに限っては無農薬無被覆でも食害されたことは私の経験上ありません。

~その2~花ニラは早めに収穫!

花ニラは知る人ぞ知る高級食材です
非常に香り高く、食味にも優れているため、早めに収穫して、その味を堪能しましょう。
開花させると株が疲れてしまうため、開花厳禁です。

~その3~冬季はビニールトンネルで生育促進!

ニラは耐寒性が非常に強いので、真冬に保温を行わなくても枯れてしまうことはあまりなく、それなりに収穫できますが、やや生育が緩慢となるため、たくさん収穫したい場合はビニールトンネル保温を行うと良いです。

詳しくは『道具選びのポイント>保温用ビニール』のコーナーを参照してください。
*長期間密閉すると、蒸れて、根腐れを誘発するので、換気はこまめに行いましょう。

栽培メモ:広巾にら(固定種)ゴールデン粒状培養土野菜用レリーフプランター650