Yu-Rin流!リーフレタスの育て方

科名

キク科

栽培難易度

★★☆☆☆(比較的容易だが、根腐れに注意)

播種適期

リーフレタスは冷涼な気候を好むため、春作なら3月蒔き~7月まで収穫、秋作なら9月蒔き~翌年3月まで収穫という作型が基本ですが、厳寒期の適切な管理がやや難しいので、初心者には春作がお勧めです。

お勧めの品種

タキイ種苗の「レッドファルダー」がプランター菜園にはお勧めです。

(主な特徴)
・生理障害に比較的強い
・生育が旺盛(早生)で、低温伸張性にも優れる
・葉が凍るほどの厳寒期でも枯れず、耐寒性に優れる
・葉面にはつやがあり、緑と赤のコントラストが美しく、食味も良好
・半立性のため、栽培面積の限られるプランターでも多収

プランター選びと播種法

リーフレタスは葉菜としては栽培期間が非常に長い野菜ですが、標準プランター以上のプランターであれば特に問題なく育ちます。

プランターへの直播き、ポット育苗後の定植、どちらも可能です。

直播きの場合、播種は点まき、一箇所当たりペレット種子3粒、株間15cmがお勧めです。
*幅が65cmのレリーフプランター650を使用する場合、プランターのサイドから10cmのところに1点。そこから15cmおきに合計4点

ポット育苗の場合も定植時、株間を15cm確保します(定植適期は本葉3~5枚の頃)。

リーフレタスはコーティングされたペレット種子を使うのが一般的。各点3粒蒔けば安心です。

レッドファルダー

発芽直後の姿。

リーフレタス2作目15日目-1

リーフレタスは発芽に光のエネルギーを必要とするため(好光性種子)、浅めに土をかぶせるようにするのが播種のポイント。乾燥させないように毎日水遣りを行えば一週間前後で発芽します。

発芽後の管理

リーフレタスで必要とされる発芽後の管理は、水遣り、間引き、追肥です。

水遣りのポイント

土表面が乾いたら、プランターの排水口から水が勢いよく流れ出るまでたっぷりと与えます。
頻繁に水を与えすぎると根腐れによる生育不良の原因になります。
*リーフレタスは野菜の中でも特に根腐れを起こしやすい性質があるので十分気をつけます。

間引きのポイント

本葉が3枚のときに各点1株を残して間引きます。

間引き適期の姿。写真中央の株が生育良好なので成長がやや遅れている写真上側の株は間引きます。

レッドファルダー

追肥のポイント

元肥が含まれない培養土や古土を使用する場合、間引きの時に元肥を施しますが、栽培期間が長いので、定期的な追肥も不可欠です。
暖かい季節なら収穫後の草勢を維持するため2週間に1回程度、寒い季節は4週間に1回程度、葉色を見ながら定期的に追肥し、成長を促進します。
葉の色合いを見て明らかに栄養不足と考えられる場合は、液肥で対応します。
*水のあげすぎや日照不足による生育不良を肥料不足と見誤って追肥してしまうと逆効果!

生育の様子

最終間引きを終えて、順調に成長しているリーフレタス。

レッドファルダー

収穫のスタートは、だいたいこのサイズから。
草勢を維持するため、常に葉を6~8枚程度残して、下葉から1枚ずつかきとって収穫するのがポイント。

レッドファルダー

かきとり収穫を続けながら適切な管理を行えば、このようにどんどん大株に成長し、プランター1つで毎週大量のリーフレタスを収穫し、味わうことが出来る。

レッドファルダー

下葉から順にかきとって収穫するので、栽培期間終了間際にはこのような状態に。
ここまで育てば(株元の風通しがよく、葉が土に触れることも無いため)、病害の心配はほとんど無い。

リーフレタス

収穫したてのリーフレタスはそのまま生で、素材の味と歯ざわりを楽しむのがお勧め

レッドファルダー

知っておきたい!栽培のポイント

~その1~根腐れに注意!

リーフレタスは、虫害がほとんどなく、その点では育てやすいのですが、根の抵抗力は弱く、根腐れして枯れてしまう場合が多々あります。
病気の発生要因は、過剰な水分や肥料。
特に水分を与えすぎると根に酸素が回らず、窒息し、根腐れを誘発してしまうため、意識的に土表面を乾燥させることが大切です。

~その2~真夏を避ける!

リーフレタスは夏の暑さでトウ立ちしてしまいます。そのため、栽培は夏季を避け、春作なら夏前には栽培を終えるように、秋作なら暑さが和らいだ頃に播種を行うスケジュールとします。

~その3~冬はビニールトンネルで生育促進!

真冬に栽培する場合はビニールトンネル保温が必要です。詳しくは『道具選びのポイント>保温用ビニール』のコーナーを参照してください。
長期間密閉すると、蒸れて、根腐れを誘発するので、換気はこまめに行ってあげると良いでしょう。

コラム~リーフレタスが『カキチシャ』とも呼ばれる理由~

リーフレタスは結球レタスの原種であり、野菜としての歴史は非常に古く、4500年前のエジプトの壁画にも描かれているそうです。原産地は地中海沿岸~西アジアで、ヨーロッパで育種されて現在の形になったといわれています。

チシャという名前は、レタスの茎をカットすると白い液が出ることに由来するといわれています。

「乳のように白い液が出る草」なので、「乳草(ちちくさ)」と呼ばれ、それが転じて「ちくさ」→「ちさ」→「ちしゃ」になったというわけです。

「レタス」という英語も、もともとは「乳」を意味するラテン語「ラクト」が由来になっています。

栽培メモ:レッドファルダー(タキイ種苗)ゴールデン粒状培養土野菜用レリーフプランター650