Yu-Rin流!春菊の育て方

科名

キク科

栽培難易度

★☆☆☆☆(病虫害に比較的強く管理しやすい)

播種適期

春菊は春作、秋作どちらも可能です。

春作:3~4月蒔き⇒5~6月収穫。
秋作:9月蒔き⇒11月収穫スタート⇒翌年1~2月まで収穫。

どちらの作型も比較的栽培容易ですが、秋作のほうが収穫期の害虫が少なく、長期に渡る摘み取り収穫栽培が可能です。

春作では栽培後半が初夏となるため、虫が多すぎて防除にも限界があり、長期間の摘み取り収穫を無農薬栽培で行うのはかなり難しいです(防除できたとしても暑さでトウ立ちしてしまう可能性大)。

一方、秋作は収穫が11月頃からとなるため、時期的に害虫が少なく、結果的に多収となります。
品種にもよりますが、特に摘み取り種の場合には秋作がお勧めです。

お勧めの品種

タキイ種苗の「きわめ中葉春菊」がプランター菜園にはお勧めです。

(主な特徴)
・中葉の摘みとり種(←家庭菜園的に重要)
・低温伸張性に優れ、側枝の発生が多い
・草姿は立性で横方向に広がらず、株間を狭くとることが可能(←プランター菜園的に重要)

春菊の品種には大きく分けて大葉種、中葉種、小葉種があり、それがさらに株張り型、摘み取り型に分類されます。
摘み取り型の場合、株ごと収穫せずに、葉を摘み取って収穫するため、総収量が株張り種に比べて圧倒的に多く、長い期間楽しめるため、家庭菜園に向いています。

プランター選びと播種法

シュンギクは摘み取り収穫の場合、栽培期間が非常に長くなりますが、レリーフプランター以上のプランターであれば特に問題なく育ちます。

この記事で使用しているレリーフプランター650(幅65cm)なら、播種は点まき(直播き)、一箇所当たり5粒、4点蒔きがお勧めです。
*幅が65cmのプランターを使用する場合、プランターのサイドから10cmのところに1点。そこから15cmおきに合計4点
*間引き菜収穫を目的として条まきにしても良いです(後述)。

春菊は発芽に光のエネルギーを必要とするため(好光性種子)、浅めに土をかぶせるようにするのが播種のポイント。
乾燥させないよう毎日水遣りを行えば、1週間前後で揃って発芽します。
点蒔き、発芽直後の様子。

きわめ中葉春菊

発芽後の管理

シュンギクで必要とされる発芽後の管理は、水遣り、間引き、追肥です。

水遣りのポイント

土表面が乾いたら、プランターの排水口から水が勢いよく流れ出るまでたっぷりと与えます。
頻繁に水を与えすぎると根腐れによる生育不良の原因になります。

間引きのポイント

発芽後、間引きを行って、1箇所当たり3株に。

きわめ中葉春菊

このくらいのサイズでさらに1本間引いて、2本立ちに。

きわめ中葉春菊

さらに葉が重なるようになったら最終間引きを行い、各点1本立ち、合計4株とします。

きわめ中葉春菊

または・・・

1列に条まきして栽培しても良いです。
こうするとたくさん間引き菜が収穫できてちょっとお得です

きわめ中葉春菊

このくらいまで株間を広げずに密植栽培し、一気に最終株間まで間引き、間引き菜をたくさん収穫します。

きわめ中葉春菊

追肥のポイント

元肥が含まれない培養土や古土を使用する場合、間引きの時に元肥を施しますが、栽培期間が長いので、定期的な追肥も不可欠です。
暖かい季節なら収穫後の草勢を維持するため2週間に1回程度、寒い季節は4週間に1回程度、葉色を見ながら定期的に追肥し、成長を促進します。

葉の色合いを見て明らかに栄養不足と考えられる場合は、液肥で対応します。
*水のあげすぎや日照不足による生育不良を肥料不足と見誤って追肥してしまうと逆効果です

生育の様子

最終間引きを終えて、順調に成長しているシュンギク。

きわめ中葉春菊

上の写真から半月ほどで、立派に成長し、収穫適期に。
わずか4株でもプランターが見えないほどになる。

きわめ中葉春菊

株元から7cmほどのところ(主枝)をチョキッとはさみで切って、採り遅れないようにどんどん収穫。

きわめ中葉春菊

収穫直後はこんな感じになります。
小さな脇芽は傷つけずに残しておくのが摘みとり収穫のポイントです。

きわめ中葉春菊

厳寒期の1月でも半月ほどで残しておいた脇芽が成長し、元通りの姿になります。
追肥と水遣り、摘みとり収穫を繰り返して、長期間に及ぶ収穫を楽しみましょう

きわめ中葉春菊

知っておきたい!栽培のポイント

~その1~真夏を避ける!

シュンギクは夏の暑さでトウ立ちしてしまいます。そのため、栽培は夏季を避け、春作なら夏前には栽培を終えるように、秋作なら暑さが和らいだ頃に播種を行うスケジュールとします。

~その2~冬はビニールトンネルで生育促進!

春菊は耐寒性が非常に強いので、真冬に保温を行わなくても枯れてしまうことはあまりありませんが、生育が緩慢となるため、ビニールトンネル保温を行うと良いです。

詳しくは『道具選びのポイント>保温用ビニール』のコーナーを参照してください。
長期間密閉すると、蒸れて、根腐れを誘発するので、換気はこまめに行いましょう。

栽培メモ:きわめ中葉春菊(タキイ種苗)ゴールデン粒状培養土野菜用レリーフプランター650