全面リニューアルしました!(2019年11月2日)

枝豆の育て方

枝豆の栽培方法

ビールのおつまみに欠かせない枝豆は、果菜ではあるものの人工授粉などの特別な管理は不要で、種まきからわずか75日程度で収穫することが出来ます。

枝豆は豆の色によって普通種、茶豆、黒豆の3種類に大別され、さらに生育特性によって早生種、中生種、晩生種の3種に分類されますが、この記事では普通種、早生種の「早生枝豆白鳥(早生白鳥)」をプランターで種から栽培する方法をご紹介します。

基本データ
難易度 
名称・別名枝豆(エダマメ)、夏豆(ナツマメ)、青豆(アオマメ)、大豆(ダイズ)
科名マメ科
英名Edamame, Green soybeans
原産地日本
種まき適期4月中旬~5月上旬
種のまき方点まき
最適プランターレリーフプランター650

Step 1:必要資材の準備

枝豆をプランターで栽培するために、まずは必要となる資材や道具を揃えましょう。

はじめての家庭菜園でどれを買ったら良いか分からない場合は、この記事で使用している以下の資材一式を購入し、記載の手順通りに育てれば初心者でも失敗無く収穫することが出来ます。特に、種の品種は耐病性や育てやすさに大きく影響するため、初めて栽培する方には以下の品種の使用をお勧めします。

必要な資材

  • 早生枝豆白鳥
  • プランター
    レリーフプランター650
  • 培養土
    ゴールデン粒状培養土野菜用
  • 緩効性肥料
  • ジョーロ
  • ハサミ

Step 2:種まき

手順1
鉢底石を入れる
良く洗ったプランターに鉢底石を底が見えなくなるくらいまで入れる
*新品のゴールデン粒状培養土野菜用を使用する場合、この手順は不要です。
手順2
培養土を入れる
プランターに培養土を入れ、出来るだけ平らにならす。
*プランターのふちギリギリまで入れずに、3 ㎝程度、余裕をもって入れましょう。
*種をまくための「蒔き溝、蒔き穴」を作る必要はありません。
手順3
種をまく
点まき。レリーフプランター650なら5点、各点4粒。

枝豆の播種方法

手順4
種に土をかぶせる
 培養土を種が完全に見えなくなるまで追加する(すでにプランターに入っている培養土を「寄せる」のではなく、新たに種の上に培養土を追加)。
*このようにすると種を蒔いた部分だけが少し高くなって株元の排水性が向上し、根腐れを予防することができます。
手順5
水やりをする
プランターの排水口から水が流れ出るまでたっぷりと水を与える。
*ホースリールを使用する場合は水勢を弱くし、土や種が流れてしまわないよう注意。プランターは風通しの良い日なたに設置し、発芽するまでは毎朝1日1回の水やりを行いましょう。
注意
枝豆のタネは鳥の大好物の大豆であるため、発芽前~発芽直後は鳥に食べられてしまうことがあります。心配な場合はある程度成長するまで不織布や防虫ネットなどでプランター全体を覆っておくと安心です。

Step 3:発芽・間引き

毎日水やりを行うと1週間ほどで一斉に発芽します(写真では各点2粒蒔きとしていますが、4粒播きの場合は4株発芽することになります)。

発芽した枝豆      

本葉が出たら、各点成長の良い2株を残して間引きましょう。他の野菜は最終的に各点1株を残して間引きますが、エダマメは最後まで各点2株を残すのがポイントです。

枝豆の本葉

定期的な追肥が必要
枝豆は栽培期間が長期となるため、定期的な追肥が必要です。緩効性肥料なら1か月おき、一般的な化成肥料なら2週間おきを目安として追肥しましょう。追肥の際は株元を避け、プランターのふちに沿って蒔くようにすると根が肥料焼けして痛んでしまう心配がありません。

尚、豆類全般に共通していえることですが、根に根粒菌という有用微生物が付着し、その根粒菌が窒素分を根に供給してくれるので、肥料として与える窒素分は一般的な野菜より少なくても良く育ちます。逆に、過剰に窒素分を与えてしまうと、窒素過剰となって実付きが悪くなる場合があるので、肥料はやや少なめに与えるようにするのが多収のポイントです。

Step 4:育成・収穫

最終間引きを終えたら、しばらくそのまま育成します。

枝豆生育中

草丈はぐんぐん伸びますが、葉はあまり茂らないので1点あたり2株でも光は株元までよく届きます。

生育中の枝豆

ある程度成長すると、たくさんの枝豆の花が咲きます。非常に小さな花ですが、よく見るとマメ科特有のなんとも美しい構造をしています(蝶形花といいます)。

枝豆の花

人工授粉は不要?
枝豆は花の構造上、花の中で雄しべと雌しべが接触し、開花時には自然受粉(自花受粉)が完了しているため、人工授粉を行う必要はありません。

開花後、花が落ちると今度は実が膨らみ始めますが、下の写真は実の膨らみがまだ不十分で、収穫には早すぎます。さやの表面には毛茸(もうじょう)と呼ばれる毛が見えますが、今回使用した早生白鳥は豆は緑ですが、毛茸は茶色なのが特徴です。

枝豆:収穫にはまだ早い状態

下の写真のように実がパンパンに膨らんだら、適期を逃さず収穫しましょう。枝豆の収穫方法ですが、株全体の様子をみて、株ごと引き抜いて収穫するのがお勧めです。

収穫適期の枝豆

枝豆は収穫直後から急速に甘味が低下するので、収穫したらすぐに塩茹でにして頂くのがお勧めです。市販されているエダマメとはひと味もふた味も違う、甘みと風味を是非お楽しみください。

栽培のポイント・注意点

人工授粉は不要

枝豆は人工授粉を行わなくても100%着果するので、手間が掛からずたくさん収穫することが出来ます。特に、摘花や整枝などの必要もなく短期間で収穫することが出来るため、初めての果菜栽培にもお勧めです。

鳥害に注意

豆は鳥の大好物なため、種をまいて浅く土をかけ放置すると、発芽前または発芽直後にスズメやムクドリなどに食べられてしまう場合があります。もし可能であれば本葉が数枚出るまで、防虫ネットや不織布などでプランター全体を覆っておくと安心です。

1点2株で多収に

枝豆は葉があまり茂らないため、1点2株でも十分に株元まで光が届き、風通しも良好な状態を維持できます。2株ずつの栽培とすることで、マメ科野菜の栄養源となる根粒菌も繁殖しやすくなり、更なる多収が可能となります。また、2株を数か所ゆるく麻ひもで結んでおくと、互いに支柱代わりとなって風や実の重みによる倒伏を防ぐことが出来ます。

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