全面リニューアルしました!(2019年11月2日)

玉ねぎの育て方

玉ねぎの栽培方法

玉ねぎは栽培期間が非常に長く、種から育てる場合、9カ月間にも及ぶ管理が必要となります。病虫害には非常に強いため栽培自体はそれほど難しくありませんが、短期間で玉ねぎを育ててみたい方は、市販の「玉ねぎ苗」や、「ホーム玉ねぎ」を購入するとより手軽に育てることが出来ます。

この記事では生育が旺盛で育てやすく、保存性にも優れる玉ねぎ品種「O・P黄(オーピーキ)」をプランターで種から栽培する方法をご紹介します。

基本データ
難易度 
名称・別名玉葱(=葱頭、たまねぎ)
科名ユリ科
英名Onion
原産地中央アジア
種まき適期9月
種のまき方条まき
最適プランターレリーフプランター650

Step 1:必要資材の準備

玉ねぎをプランターで栽培するために、まずは必要となる資材や道具を揃えましょう。

はじめての家庭菜園でどれを買ったら良いか分からない場合は、この記事で使用している以下の資材一式を購入し、記載の手順通りに育てれば初心者でも失敗無く収穫することが出来ます。特に、種の品種は耐病性や育てやすさに大きく影響するため、初めて栽培する方には以下の品種の使用をお勧めします。

必要な資材

  • O・P黄(オーピーキ)
  • プランター
    レリーフプランター650
  • 培養土
    ゴールデン粒状培養土野菜用
  • 緩効性肥料
  • ジョーロ
  • ピンセット

Step 2:種まき

手順1
鉢底石を入れる
良く洗ったプランターに鉢底石を底が見えなくなるくらいまで入れる
*新品のゴールデン粒状培養土野菜用を使用する場合、この手順は不要です。
手順2
培養土を入れる
プランターに培養土を入れ、出来るだけ平らにならす。
*プランターのふちギリギリまで入れずに、3 ㎝程度、余裕をもって入れましょう。
*種をまくための「蒔き溝、蒔き穴」を作る必要はありません。
手順3
種をまく
条まき。レリーフプランター650なら2条。
*5 mm間隔を目安として種を蒔きましょう。

レリーフプランター2条播き

手順4
種に土をかぶせる
 培養土を種が完全に見えなくなるまで追加する(すでにプランターに入っている培養土を「寄せる」のではなく、新たに種の上に培養土を追加)。
*このようにすると種を蒔いた部分だけが少し高くなって株元の排水性が向上し、根腐れを予防することができます。
手順5
水やりをする
プランターの排水口から水が流れ出るまでたっぷりと水を与える。
*ホースリールを使用する場合は水勢を弱くし、土や種が流れてしまわないよう注意。プランターは風通しの良い日なたに設置し、発芽するまでは毎朝1日1回の水やりを行いましょう。

Step 3:発芽・間引き・育苗

毎日水やりを行えば1週間ほどで一斉に発芽します。

玉ねぎの発芽

上の写真から3日ほどすると、苗の先端が土の中から抜け出て、まっすぐ上に伸び始めます。このタイミングで初回の間引きを行い、株間1.5 ㎝程度としましょう(写真は間引き後の様子)。

玉ねぎの発芽

プランター全体としてはこのようになります。

間引き後の玉ねぎ

しばらくすると葉が増えますが、非常に細いので、株間1.5 ㎝でも風通しや日当たりが悪くなることはありません。

玉ねぎの苗づくり

これくらい葉が増えてきたら2回目の間引きを行い、株間2.5~3 ㎝程度としましょう(間引き直前の様子)。

成長中の玉ねぎ苗

11月に入ると株元もかなりしっかりしてきます。

成長中の玉ねぎ苗

よく見ると、株元がわずかに膨らみ始めていることも確認できます。

玉ねぎ苗としてあと一息

株元の白い部分が鉛筆の太さと同じくらいになったら、3回目の間引き(最終間引き)を行い、最終株間5~6 ㎝とします(間引き後の様子)。

玉ねぎ苗

応用編:苗の移植で収量を倍に!

最終間引きを行う際、根を切らないように慎重に引き抜いて、それを別のプランターに植え付ければ2倍の量の玉ねぎを栽培・収穫することができます。

 

すなわち、鉛筆程度の太さまで玉ねぎ苗を育てたら、1本おきに半分を間引いて別のプランターに5~6 ㎝間隔で植え付け、計2つのプランターで栽培することでちょうど倍量の玉ねぎを収穫出来ることになります。

 

玉ねぎ苗を植え付ける際は、根が出ている純白部分を完全に土の中に埋め、葉の分岐点(生長点)は土から1.5 ㎝程度上に来るように植え付けましょう。

 

定植用の玉ねぎ苗

定期的な追肥が必要
玉ねぎは栽培期間が長期となるため、定期的な追肥が必要です。緩効性肥料なら1か月おき、一般的な化成肥料なら2週間おきを目安として追肥しましょう。追肥の際は株元を避け、プランターのふちに沿って蒔くようにすると根が肥料焼けして痛んでしまう心配がありません。尚、苗の移植(定植)直後は追肥を控えましょう。また、追肥は翌年3月中旬頃までとし、以降は食部を肥大させるため一切追肥しないようにするのがポイントです。

Step 4:育成・収穫

最終間引き(又は、玉ねぎ苗の定植)を終えたら、しばらくそのまま育成します。

生育中の玉ねぎ

12月に入ると株元がさらに大きく膨らみ、この頃からやや丸みを帯びるようになります。

生育中玉ねぎの株元

12月末になると、寒さで下葉が枯れ始めますが、玉ねぎは耐寒性が強いため、葉の上に直接雪が降り積もっても枯れることはありません。虫や病気の心配もないため、そのまま無被覆で春の訪れを待ちましょう。

年末の玉ねぎ

年が明けて3月に入ると再び活発に成長し始めます。3月上旬にしっかり追肥して成長を促し、3月下旬以降は(品質低下の原因となるため)追肥を控えましょう

3月の玉ねぎ

5月初旬(ゴールデンウィーク)頃になると株元がぷっくら肥大し、いわゆる「ホーム玉ねぎ」となります。1株おきにベビーオニオン(ペコロス)として収穫し、株間を10~12 ㎝に広げましょう。

ホーム玉ねぎ

この時期に収穫した小型の玉ねぎは、ベビーオニオン、プチオニオン、プチ玉ねぎ、ペコロスなどと呼ばれ、そのままカットせずにシチューなどに入れるととても美味しく頂けます。

ホーム玉ねぎ

ベビーオニオンを収穫した後も追肥せず、そのまま水だけで栽培を継続します。

ベビーオニオン収穫後

5月下旬ごろになると玉がまるまると太ってきますが、まだ収穫には早いです。

5月下旬の玉ねぎ

玉ねぎの収穫タイミングの見極め方ですが、下の写真のように茎が倒伏していることが玉ねぎの収穫適期の目安となります(6月頃)。

収穫適期の玉ねぎ

玉ねぎの収穫方法葉をつかんで引き抜くだけなので、子供でも簡単に収穫を楽しむことが出来ます。

収穫した玉ねぎ

収穫後、葉の部分を縛って軒先などに吊るしておけば(O・P黄の場合)12月末頃まで貯蔵することが出来ます。種から栽培する場合、9月~翌年6月までの長期栽培となりますが、失敗しにくい野菜でもありますので、是非ご家族で挑戦してみてください。

栽培のポイント・注意点

根気が大切

玉ねぎは栽培自体は極めて簡単なので、市販の玉ねぎ苗や、ホーム玉ねぎをプランターに植え付けるだけであれば家庭菜園未経験の初心者でも簡単に栽培することができます。種から栽培する場合は長期の管理が必要となるため、特に、強風によるプランターの転倒、長期旅行中の水不足などに注意しましょう。

玉ねぎ苗の選び方

時期になるとホームセンターなどで玉ねぎ苗が売られますが、購入の際は、出来るだけ以下の基準を満たす苗を選ぶようにしましょう。

  • 葉が青々していて力強い。
  • 根元が肥大しておらず直径7 mm程度(鉛筆の太さが目安)。
  • 根がしっかり生え揃っていて、株元と根の色が純白であること。

言葉では分かりづらいですが、要するに以下のような苗が理想的といえます。

理想的な玉ねぎ苗

冬場もしっかり管理

厳寒期は寒さによって下葉が枯れてきます。そのまま放置すると雨にあたって腐り不衛生になるため、茶色く枯れた葉は定期的に摘み取るようにしましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメントは承認制です。管理者による確認後、コメント欄に反映されます。