ベビーリーフは種まきから3週間ほどで収穫することが出来、特別な栽培技術も必要無いので、はじめての家庭菜園に特におすすめです。
この記事では7種のリーフレタスの種がミックスされた「ガーデンベビー」をプランターで種から栽培する方法をご紹介します。
基本データ | |
難易度 | |
名称・別名 | ベビーリーフ、ムスクラン |
科名 | キク科、アブラナ科、ヒユ科など複数の混合 |
英名 | Baby Leaf, Mesclun |
原産地 | 南フランス |
種まき適期 | 3月初旬~10月中旬 |
種のまき方 | ばらまき |
最適プランター | レリーフプランター650 |
Step 1:必要資材の準備
ベビーリーフをプランターで栽培するために、まずは必要となる資材や道具を揃えましょう。
はじめての家庭菜園でどれを買ったら良いか分からない場合は、この記事で使用している以下の資材一式を購入し、記載の手順通りに育てれば初心者でも失敗無く収穫することが出来ます。特に、種の品種は耐病性や育てやすさに大きく影響するため、初めて栽培する方には以下の品種の使用をお勧めします。
- 種
ガーデンベビー - プランター
レリーフプランター650 - 培養土
ゴールデン粒状培養土野菜用 - ジョーロ
- ハサミ
- ピンセット
Step 2:種まき
*新品のゴールデン粒状培養土野菜用を使用する場合、この手順は不要です。
*プランターのふちギリギリまで入れずに、3 ㎝程度、余裕をもって入れましょう。
*種をまくための「蒔き溝、蒔き穴」を作る必要はありません。
*プランター全体にまんべんなく種をまきましょう。
*ホースリールを使用する場合は水勢を弱くし、土や種が流れてしまわないよう注意。プランターは風通しの良い日なたに設置し、発芽するまでは毎朝1日1回の水やりを行いましょう。
Step 3:発芽・間引き
適期なら3~5日ほどで一斉に発芽します。
双葉が完全に展開し本葉が出始めたタイミングで、1度だけ間引きを行って最終株間=1.5~2 cmに調整します(下の写真は間引き後の様子)。
間引きはピンセットを使って、混みあったところから1株ずつ引き抜いて行うのが基本ですが、密集しているところは(根が絡まり、残したい株まで一緒に抜けてしまう恐れがあるため)ハサミで根元から切り取ると安全に間引くことが出来ます。
Step 4:育成・収穫
最終間引きを行って株間を1.5~2 ㎝に調整したら、それ以上の間引きは行わず、そのまま収穫適期まで育成します。
徐々に葉が増えて、込み合ってきます。
下の写真はおよそ草丈6 cmの様子です。
数日するとさらに成長して10 ㎝弱の草丈となります。
下の写真のようにぎっしりと隙間無く葉が詰まり、草丈が10~15 ㎝程度になれば収穫適期です。
ベビーリーフの収穫は、株元(根元)を1つずつハサミで切り取る方法がお勧めです。こうすると葉が土で汚れず、軽く水で洗ってすぐに利用することが出来ます。また、間引きを兼ねて収穫する場合も周囲の株の根を傷めないよう、引き抜かずに根元からハサミでカットして収穫しましょう。
収穫したてのベビーリーフはさっと洗ってサラダにして頂くと、家庭菜園ならではの新鮮な風味を楽しむことが出来ます。
栽培のポイント・注意点
密植栽培で多収に
他の野菜とは異なり若葉を収穫するベビーリーフは密集栽培でもまったく問題なく育ちます。株間を出来るだけ少なくとって多収を目指しましょう。
大株に育ててもOK
今回使用したガーデンベビーは、もともと様々な種類のリーフレタスの種を混合したものなので、生育の良い数株を残してベビーリーフを収穫後、そのままリーフレタス栽培に移行することも出来ます。リーフレタスの育て方は以下をご覧ください。
