全面リニューアルしました!(2019年11月2日)

人参の育て方

人参の栽培方法

人参は可食部である根が長く伸びるので、深型のプランターを用意する必要がありますが、虫害を受けることは少なく、特別な管理も必要無いため、家庭菜園初心者でもこのページに記載する手順を守れば無理なく育てることが出来ます。

この記事では特に糖度が高く、生食に向き、90日程度で収穫出来るミニニンジン「ピッコロ」をプランターで種から栽培する方法をご紹介します。

基本データ
難易度 
名称・別名人参(ニンジン)
科名セリ科
英名Carrot
原産地アフガニスタン
種まき適期3月または9月
種のまき方条まき
最適プランターエアープランター600

Step 1:必要資材の準備

人参をプランターで栽培するために、まずは必要となる資材や道具を揃えましょう。

はじめての家庭菜園でどれを買ったら良いか分からない場合は、この記事で使用している以下の資材一式を購入し、記載の手順通りに育てれば初心者でも失敗無く収穫することが出来ます。特に、種の品種は耐病性や育てやすさに大きく影響するため、初めて栽培する方には以下の品種の使用をお勧めします。

必要な資材

  • ピッコロ
  • プランター
    エアープランター600
    *この記事で使用している「レリーフプランター深型600」の後継製品となります。
  • 培養土
    ゴールデン粒状培養土野菜用
  • 緩効性肥料
  • ジョーロ
  • ピンセット

Step 2:種まき

手順1
鉢底石を入れる
良く洗ったプランターに鉢底石を底が見えなくなるくらいまで入れる
*新品のゴールデン粒状培養土野菜用を使用する場合、この手順は不要です。
手順2
培養土を入れる
プランターに培養土を入れ、出来るだけ平らにならす。
*プランターのふちギリギリまで入れずに、3 ㎝程度、余裕をもって入れましょう。
*種をまくための「蒔き溝、蒔き穴」を作る必要はありません。
手順3
種をまく
条まき。エアープランター600なら2条。
*5 mm間隔を目安として種を蒔きましょう。

人参の種のまき方

手順4
種に土をかぶせる
 培養土を種が完全に見えなくなるまで追加する(すでにプランターに入っている培養土を「寄せる」のではなく、新たに種の上に培養土を追加)。
*このようにすると種を蒔いた部分だけが少し高くなって株元の排水性が向上し、根腐れを予防することができます。
手順5
水やりをする
プランターの排水口から水が流れ出るまでたっぷりと水を与える。
*ホースリールを使用する場合は水勢を弱くし、土や種が流れてしまわないよう注意。プランターは風通しの良い日なたに設置し、発芽するまでは毎朝1日1回の水やりを行いましょう。
注意
人参は発芽に光のエネルギーを必要とします(好光性種子)。そのため、種に土を掛け過ぎないように注意しましょう。

Step 3:発芽・間引き

人参は非常に発芽しづらく、種をまいてから2週間近く発芽しないことがありますが、心配せず毎日欠かさず水やりを行い気長に発芽を待ちましょう(発芽直後の様子)。

人参の発芽

通常、他の野菜では「双葉が完全に展開し本葉が出始めたタイミングで、初回の間引きを行いましょう」とご案内していますが、人参の場合はあえて間引きを遅らせて、周囲の株と競い合わせるように育てたほうが良く育つことが知られているため、下の写真くらいのサイズになってから初回の間引きを行います。

人参初回間引き

間引きはピンセットを使って混みあったところから1株ずつ引き抜いて行い、株間を1~1.5 ㎝程度にします。

初回間引き後、しばらくすると再び混み合ってくるので、下の写真のように本葉が4~5枚になったタイミングで最終間引きを行い、最終株間3~4 ㎝程度とします。

人参最終間引き

定期的な追肥が必要
人参は栽培期間が長期となるため、定期的な追肥が必要です。緩効性肥料なら1か月おき、一般的な化成肥料なら2週間おきを目安として追肥しましょう。追肥の際は株元を避け、プランターのふちに沿って蒔くようにすると根が肥料焼けして痛んでしまう心配がありません。

Step 4:育成・収穫

最終間引きを終えたら、虫害に注意しながら、しばらくそのまま育成します。

生育中の人参

人参は地上部の状態だけでは、十分なサイズに育ったのかどうかは判別が難しいのですが、目安として下の写真くらいの草丈になったら、試し取りをしてサイズを確認してみましょう。

収穫適期の人参

人参の収穫方法ですが、葉を手でつかんで引き抜くだけなので、小さな子供でも楽しく簡単に行うことが出来ます。

人参を収穫

ピッコロは特に糖度が高く、人参特有のクセも殆ど無いので、そのまま生でも美味しく頂けます。また、人参嫌いな子供でも食べやすい味とサイズなので、収穫体験と併せ食育にもお勧めです。

栽培のポイント・注意点

移植しない

人参に限らず直根系野菜全般にいえますが、移植すると根が痛み変形根の原因となるため、播種は必ずプランターへの「直播き」とし、ポットからの移植は行わないようにしましょう。

食べる分だけをその日に収穫

ニンジンは収穫直後からどんどん風味が落ちてしまいます。品種本来のサイズで収穫するのが望ましいのはもちろんなのですが、一度に大量に収穫してしまうと食べきれなくなってしまいます。プランターから引き抜かずにおけば新鮮なまま保存することができるので、その日に食べる分だけを収穫するようにしましょう。ピッコロでも栽培を継続すれば最終的には5寸人参のようなサイズになり食味にもサイズに応じた変化があるので、それを楽しんでみるのも良いでしょう。

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