玉レタスの育て方

レタスの育て方・栽培方法

玉レタスは、リーフレタスに比べるとやや栽培難易度は高くなりますが、このページに記載した手順を守れば家庭菜園初心者でもプランターで立派な玉レタスを育てることが出来ます。

このページでは低温結球性に優れ、肉厚で歯切れの良い家庭菜園の定番品種「シスコ」をプランターで種から栽培する方法をご紹介します。

基本データ
難易度 
名称・別名結球レタス、玉レタス
科名キク科
英名Iceberg lettuce, Head lettuce
原産地地中海沿岸~西アジア
播種適期2月中旬~3月中旬、8月下旬~9月上旬
種のまき方点まき
発芽適温15~20℃
生育適温15~20℃
発芽日数2~5日
最適プランターレリーフプランター650

Step 1:必要資材の準備

玉レタスをプランターで栽培するために、まずは必要となる資材や道具を揃えましょう。

はじめての家庭菜園でどれを買ったら良いか分からない場合は、この記事で使用している以下の資材一式を購入し、記載の手順通りに育てれば初心者でも失敗無く収穫することが出来ます。

タネ

低温結球性に優れ、食味が良く、育てやすい、家庭菜園の定番品種です。

プランター

レタスはそれほど多くの土量を必要としないので、レリーフプランター、2株植えで十分良く育ちます。

培養土

緩効性肥料入りの粒状培養土で、保水性、通気性、保肥性のバランスに優れています。

ジョーロ

毎日の水やりに使用します。プランターの数が多くなってきたら、ホースリールの導入も検討してみてください。

ホースリール選びのポイント ホースリール選びのポイント

Step 2:種まき

手順1
鉢底石を入れる
良く洗ったプランターに鉢底石を底が見えなくなるくらいまで入れる
*新品のゴールデン粒状培養土野菜用を使用する場合、この手順は不要です。
手順2
培養土を入れる
プランターに培養土を入れ、出来るだけ平らにならす。
*プランターのふちギリギリまで入れずに、3 ㎝程度、余裕をもって入れましょう。
*種をまくための「蒔き溝、蒔き穴」を作る必要はありません。
手順3
種をまく
点まき。レリーフプランター650なら2点、各点ペレット種子4粒(気温が高いと発芽しづらいので、暖かい時期に種をまく場合は各点10粒程度まいておくと安心です)。

点まき(2点)、レリーフプランター650

手順4
種に土をかぶせる
培養土を種が完全に見えなくなるまで追加する(すでにプランターに入っている培養土を「寄せる」のではなく、新たに種の上に培養土を追加)。
*このようにすると種を蒔いた部分だけが少し高くなって株元の排水性が向上し、根腐れを予防することができます。
手順5
水やりをする
プランターの排水口から水が流れ出るまでたっぷりと水を与える。
*ホースリールを使用する場合は水勢を弱くし、土や種が流れてしまわないよう注意。プランターは風通しの良い日なたに設置し、発芽するまでは毎朝1日1回の水やりを行いましょう。
注意
玉レタスは発芽に光のエネルギーを必要とします(好光性種子)。種に土を掛け過ぎないように注意しましょう。

Step 3:発芽・間引き

玉レタスを発芽させるためには、光のエネルギーと、適切な温度が必要です。タネを土に深く埋めたり、気温が25℃を超えるとほとんど発芽しないので注意しましょう(発芽適温15~20 ℃)。適期だと播種後2~5日ほどで順次発芽します。

発芽直後のレタスの双葉

双葉が完全に展開して本葉が出始めたら、各点2~3株を残し初回の間引きを行います。レタスは立性が良く、上に向かって葉を広げるので、下の写真のように株間が十分に広く、葉が重なり合っていないようであれば、しばらく間引かずにおいても特に問題はありません。

玉レタスの本葉

混み合わないよう順次間引きを進め、本葉が5~6枚になる頃までには、各点1株、レリーフプランター650なら全体で2株としましょう。

レタス最終間引き後

間引きの方法:株間が十分に広い場合は、苗を指でつまんでまっすぐ上に引き抜くのが最も手軽ですが、ピンセットを使うと、混み合っている箇所でも正確に間引くことが出来ます。また、密集して発芽してしまった箇所は(根が絡まり、残したい株まで一緒に抜けてしまう恐れがあるため)ハサミで根元から切り取ると安全・確実に間引くことが出来ます。

間引きの基本 野菜の間引きのコツ:2つの方法と3つのポイント
定期的な追肥が必要
玉レタスは栽培期間が長期となるため、定期的な追肥が必要です。緩効性肥料なら1か月おき、一般的な化成肥料なら2週間おきを目安として追肥しましょう。追肥の際は株元を避け、プランターのふちに沿って蒔くようにすると根が肥料焼けして痛んでしまう心配がありません。

Step 4:育成・収穫

最終間引きを終えてしばらく育成すると、葉数が増え、葉のサイズもどんどん大きくなってきます。

生育中のレタス

最初のうちは上に向かって葉を伸ばしますが、徐々に横にも大きく葉を広げるようになります。

生育中の玉レタス

玉レタスは外葉も含めると栽培にはかなり大きなスペースを必要とするので、レリーフプランター650の2株植えでも、栽培後半はどうしても株間がぎりぎりになってしまいます。あまりに株間の葉が詰まるようであれば、プランター中央部分の外葉だけを摘み取って風通しを良くしておきましょう。

生育中のレタス(後半)

徐々に、中央部分の葉が中心に向かって巻き始め、自然に結球が進みます。

レタスの玉が出来始める

上の写真から二週間後にはソフトボールくらいのサイズにまで成長し、上から軽く押すと、少し硬さを感じるようになります。

結球が進むレタス

秋まきの場合、12月上旬には下の写真くらいのサイズになります。

収穫間近の玉レタス

玉が大きく肥大したら収穫適期です。玉レタスの収穫方法は、外葉と玉の間にナイフや包丁を差し込んで玉の根元からカットするのがおススメです。小さな子供と一緒に収穫する場合は、ナイフで怪我をしないよう、必ず軍手をしてから行うようにしましょう。

収穫適期の玉レタス

栽培のポイント・注意点

レタスが発芽しない原因は?

玉レタスの発芽適温は15℃~20℃で、25℃以上では種が休眠し、発芽しない性質があります。また、レタスは好光性種子なので、発芽するためには光のエネルギーを必要とします。
そのため、涼しい季節にタネをまき、覆土は浅めにするのがポイントです。

レタスが結球しない主な原因と対策

レタスが結球しない原因と対策
  • 種まきの時期が早すぎる、遅すぎる
    玉レタスを上手に結球させるためには、種をまくタイミングが非常に重要です。まだ暑さが残る時期では高温のため発芽せず、逆に遅すぎても、成長が不十分なまま冬を迎え、結球しない原因となります。
    春まきなら2月中旬~3月中旬、秋まきなら8月下旬~9月上旬が播種のベストタイミングなので、この時期を逃さないよう、早めにタネや必要資材を準備しておくようにしましょう。
  • 肥料が多すぎる、少なすぎる
    肥料が多すぎると結球しない外葉ばかりが茂ってしまい、逆に、肥料が少なすぎても結球するための内葉が十分に育たず、結球しない原因となります。
    特に結球しはじめのタイミングでは多くの肥料を必要とするので、葉の様子を見ながら肥料の量を調整するようにしましょう。
  • 病虫害
    レタスはキク科なので虫害を受ける心配はあまりないのですが、環境によっては葉が穴だらけになってしまうことがあります。
    ある程度の虫害であれば大きな問題はないのですが、葉がぼろぼろになってしまうと、結球に必要な栄養を外葉が光合成することが出来なくなり、結果として、結球に失敗する原因となります。
  • 夜間の街灯などによるトウ立ち
    レタスは日が長くなると花芽が分化し、トウ立ちする性質があります。街灯や屋外灯などで夜間も明るい状態が続くと、適期でもトウ立ちして、結球しなくなってしまうことがあります。
    レタス類を栽培する際は、夜間に照明のあたらない場所にプランターを設置するようにしましょう。

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